こんにちは。訳あって今日も続投 ふるふるです。
今日は東福寺最終回でございます。
紅葉もさることながら実は是非見学したかったのが「八相の庭」なんです。
作庭家 重森三玲によって昭和14年に完成した庭で、鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れた近代禅宗庭園として有名な庭です。
建物の東西南北に4つの庭があるのが特徴です。
まずは東庭から
円柱の石で北斗七星を構成していて、その後方には天の川を表した生垣が配されています。
続いて南庭
広さ210坪の枯山水庭園で渦巻く砂紋は「八海」を表し、巨石で「四仙島」を、奥の築山は「五山」を表しているそうです。
個人的には苔地と砂紋をすっぱり斜めに分割する大胆さが斬新だと思います。
そして西庭
サツキの方形刈り込みと砂地の市松のレイアウトが斬新です。
そして最後は北庭
こちらは三玲の庭としてもっとも有名な庭ではないでしょうか。
ウマスギゴケと敷石の市松がグラデーションでレイアウトされています。
今見てもカッチョイイ!( 不謹慎な表現で申し訳ありません(^_^;) )
当時としては凄いセンスだったんでしょうね。
この庭を見た彫刻家イサム・ノグチは「モンドリアン風の新しい角度の庭」と評したそうです。ん〜〜〜よく分からないけど凄いってことですよね?きっと(^_^;)
しかもこの敷石、南庭に見えている大きな門に使われていたものを再利用しているらしい・・・・今で言うリサイクルだったんですね。
やるな〜玲ちゃん。
京都へ行かれる時は是非寄ってみて下さい(^_^)
最後は綺麗に終わりたいと思います。