2018年6月22日金曜日

ブロック塾:塀の高さの測り方

こんにちは。古橋です。

ブロック塾第2回はブロック塀の高さの測り方です。

ブロック塀の高さは条件付きではありますが最大2.2mまでです。

したがって控え壁があっても2.2mを超えるブロック塀は基本的に造ることができません。

「2.2mを超える」とは「2.2mまではO.K.だけど2.3mはN.G.」ということです。

では、ブロック塀の高さはどの様に測るのでしょうか?


【ケース1】塀を挟んで地盤に高低差がある場合

お客様の土地の高さ(以下G.L.)と隣地、または道路のG.L.との間に段差がある場合は、低い方のG.L.からの高さが塀の高さとなります。

【ケース2】道路にJIS規格によるU字形側溝がある場合

ブロック塀の足元にJIS規格に適合したU字形側溝がある場合は、側溝の蓋の天端からの高さが塀の高さとなります。


【ケース3】道路に簡易なU字形側溝がある場合

ブロック塀の足元に現地で造られた様な簡易なU字形側溝がある場合は、側溝の底からの高さが塀の高さとなります。

ブロックの高さは基礎や擁壁を含まないと勘違いしている方が多いのでご注意下さい。

ちなみにブロック塀の高さについては宮城県沖地震等の被害を踏まえて、昭和56年6月1日に建築基準法施行令が大幅に改正され3mから2.2mに、石積みやレンガ積みなど鉄筋などで補強できない壁(組積造)は2mから1.2mに変更されました。