こんにちは。ふるふるです。
昨日は松山から瀬戸内海を渡って岡山に行って来ました。
松山から岡山までは車で約3時間。
まずは瀬戸内海を左手に観ながら瀬戸大橋へ向かいます。
途中に見える工業地帯の煙突から煙が垂直に上がっています。
海沿いで無風なんて珍しくないですか?
そして車はいよいよ瀬戸大橋に!
実は私が最初に勤めた会社でこの瀬戸大橋の一部を設計したのですが、実際に渡るのは今回が始めてなんです(^_^;)
この橋は上部に瀬戸中央自動車道が走り、下部にはJR本四備讃線が通るダブルデッキ構造になっているんです。
これはいわゆる吊り橋でタワー間に渡されたメインワイヤーから垂直に橋を吊る構造になっています。
この床下がトラス橋になっていて、内部を鉄道が走っているんです。
できれば下から見たかった(^_^;)
こちらは斜張橋と言ってタワーから斜めに橋を吊っています。
ワイヤー間を通過するとワイヤーの角度が変化していくので迫力があります。
実はこの瀬戸大橋、当初の計画では下層部は新幹線も通れるよう4線で設計がされていたのですが、残念ながら現在はまだ新幹線が通っていません。
ここで問題なのは橋の設計をする際、橋桁自身の重量以外に床版やアスファルト、高欄や照明灯、道路標識などの荷重を入れて計算します。
この動かない荷重を死荷重、車や電車などの移動する荷重を活荷重といいますが、当然新幹線用の枕木や線路の荷重も計算に入れているので、その分死荷重が軽くなってしまいます。するとワイヤーのたわみなどに誤差が生じてしまい、道路が平らにならないのです。と、いうことで現在は暫定的にそれに見合うウエイトを置いてあるはずです。
まぁそんなことはどうでもいいことなんですけどね(^_^;)