昔はJR中央線の神田と御茶ノ水の間に「万世橋駅」という駅があったそうですがご存知でしたか?
少し前まで鉄道博物館として利用されていた場所。といえば分かる方も多いと思います。
そんな万世橋駅がこの度新しく生まれ変わったということで先日ちょっと覗いてまいりました。
まずは外観から
連続するレンガアーチの美しさと力強さが印象的で上を電車が通っています。
雪でも降っていたら小樽の運河のようです(^_^;)
内部空間は細長く廊下で繋がったようなレイアウトになっています。
当時の構造物に耐震補強を施して使っているようですがシンプルで美しいです。
鉄道博物館の後ということもあって鉄道関係のグッズを販売しているお店もありました。
よく車内にはってある路線図(おそらく本物)もありました(^_^;)
そして圧巻なのは超立体的に造られたプラレール
全体が一本のレールで繋がっています。
奥のレンガの壁の前もそうなので一周するのにどれだけ時間が掛かるのか想像もできません。
ちょうど目の前を成田エクスプレスが通過して行きました(^_^)
男の子なら一日見ていても飽きないだろぉなぁ〜。
一方、雑貨や家具などを扱うお店も多く、こちらもシンプルで洗練された空間となっています。
天井の高さとアーチ形状が迫力満点です。
座って本を読めるスペースもあります。
そして話題となっているのがこの階段。
1912階段といって1912年万世橋駅の開業時に造られた階段をそのまま使っています。
この階段を登ると当時ホームだったところがガラス張りのおしゃれな空間になっています。
当然ですが両脇を中央快速が通過していくので迫力満点。
反対側には同じくガラス張りのカフェもあるので、電車好きの方にはお薦めです。
トイレもガラスと間接光を組み合わせた箱のような見せ方でカッコいいです。
トイレの前の壁には30分毎に万世橋の歴史と建築風景、周辺の街の情報などがプロジェクターで投影されるなど面白い仕掛けもあります。
日本の建築は古いものを壊して新しいものを造ることが当たり前になっていますが、このように歴史のある建物や構造物は出来るだけ保存し、内部を時代のニーズにあわせて変えていくという考え方、コストは掛かると思いますが大事なことなんじゃないのかな。
JRであれば秋葉原駅から直ぐのところですので是非行ってみて下さい。