昨日は住宅エクステリアガーデン研究会(通称JEG)さんが主催されているデザインコンテストの外部審査員としてお呼び頂き新宿へ行って参りました。
このJEGというのは旭化成ホームズ、住友林業緑化、セキスイハイム、ナテックス(パナホームグループ)、ミサワエクステリア、三井ホームの住宅メーカー系6社のエクステリア部門が連携する団体です。
今回はJEGとして初めてのコンテストということで各社から347作品がエントリーされ、一次、二次審査を経て残った15作品について最終審査が行われました。
てっきり会議室で行われるのか思っていたら、こんなに立派なホールで行うということでちょっとびっくり!!!
このコンテストのユニークなところは、各部門上位三作品の担当者が壇上で8分間のプレゼンテーションを行い、その内容も踏まえて点数を付けるというもの。
みなさんパワーポイントなどを駆使して見事なプレゼンをされています。
もちろん施工も終わっているので提案図面だけではなく、完成後の写真もみられます。
コンセプトからゾーニング、動線計画、植栽計画などもしっかりとアピール。
一般的なコンテストは応募された写真や図面だけで審査をするのですが、このように担当したご本人から直接プレゼンを受けると、作品に対する想いや苦労が伝わってきて非常に面白い審査方法であると感じました。
写真はありませんが会場では各社のエクステリア、住宅担当者が2百数十名もそのプレゼンを聞くことができて、とても勉強になったのではないでしょうか。
審査結果として各部門毎に金賞、銀賞、銅賞と順位を付ける事になりましたが、どれも素晴らしい作品ばかりで、ハウスメーカー系エクステリア部門の底力を垣間見ることが出来ました。
各部門の金賞受賞者からは受賞のスピーチもあり、プレゼンでは話せなかったエピソードなどもお話されていました。
特定のメーカーの商品や材料に縛られず、設計や施工の技量とプレゼンテーション力で勝負するデザインコンテストはとてもユニークで、こんなコンテスも専門店を対象として必要なのではないかと思いました。
次回は是非、もっと多くの業界関係者や学生の皆さんにも聞いて頂けるような場にして頂ければと思います。